メタボ健診の特定指導に心血管リスク低減効果なし
わが国の特定健康健診(メタボ健診)を受けた労働世代の男性において、
特定保健指導よる、血圧、HbA1c、LDLコレストロールなどの
心血管リスク子改善が
認められなかったという結果が発表されました。
(「JAMA Internal Medexicine誌」オンライン版2020年10月5日号掲載の報告)。
京都大学の福間真悟氏らは2013年健診後、40~75歳の男性約7万4,693人を1~4年間に渡り追跡調査をしました。これによると腹囲85㎝以上の閾値(いきち)を超える保健指導を受ける群(介入群)において、腹囲は1年後に-0.34、㎝体重-0.29、BMIは-0.10とわずかではあるが減少しました。しかし3、4年後には有意差は消滅し、効果が見られませんでした。また心血管リスクに関して、収縮期血圧、拡張期血圧HbA1c、LDLコレステロールのいずれも1~4年間で改善が認められませんでした。
著者らは『特定健康診査の費用は高額(年間160億円)であることを考慮し、そのシステムを再評価する必要がある』としています。
上記は『ケアネット』の記事を参照しています。